ノヴァヴェラ農園のご紹介

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ノヴァヴェラ農園のご紹介

無農薬栽培でオイルを作っているのは、
トルコのアイバリック地方にあるノヴァヴェラ Novavera 農園。

トルコ共和国 バルケスィル県 アイバリック地方

この農園の社長さんはバハルさんという女性。
笑顔が素敵なバハルさんは、20名以上もの従業員の上に立つ社長さんです。
どのスタッフの方に会っても、みんなバハルさんを褒めます。

『彼女の下で働けて幸せ』
『こんなに従業員のことをおもってくれる社長に出会ったのは初めてだ』

生産者でもあるバハルさんは、とても人を大切にする素晴らしい女性でした。
私も始めてお会いした時に、心のきれいな人だなぁ~と感じ、すぐに惹かれました。

ノヴァヴェラ農園 バハル社長

ノヴァヴェラ農園 バハル社長

女性が作ると、オイルのラベルも、こんなにエレガントになります。

ラベルはかねてから好きだった作家さんの絵。
その作家さんのデザインをどうしても商品の顔にしたくて、何度もお願いしてデザインしていただいたそうです。

『私の熱意が伝わったの!』

嬉しそうにそう話してくれました。

オリーブオイルラインナップ

オリーブ栽培に出会う前のお話ですが、バハルさんは、都市部でエンジニアとして働いていたそうです。

目まぐるしい多忙な日々で体を壊し、心と体のバランスが取れなくなりました。
自分を見つめなおす時間の中で、『人生ってなんだろう?』と考えたそうです。
一方通行な時間の流れの中で、自分はどう生きたいのか・・・。

まだまだ続いていく自分の『人生』、生き方についてじっくり考えたのはその時が初めてだったそうです。
色々な想いが湧いては消え、何をしたいのか悩む日々。
どうなりたいのか、どう在りたいのか・・・。

自分にとっての幸せは何なのか?

考えても見つからず、悶々と過ごす日々。
ふと力を抜いたときに出会ったのが、オリーブ栽培でした。

トルコはオリーブの一大生産国。
オリーブは至る所にある環境の中でオリーブの木々に囲まれていると、自然と心が落ち着いて
『私はこういう環境で生きていきたい』
そう思ったバハルさんは、オリーブの中で生きるために、オリーブ栽培を選んだのです。

もともとエンジニア。細かなところまで気が付くバハルさんに、妥協という考えがありませんでした。

国内だけではなく海外にまでオリーブ栽培について学びに行き、自分にできる方法を探しました。
彼女が目指したオリーブオイルは、誰が食べても安心な、無農薬のオリーブオイルを作ること。
そして自分達生産者スタッフが全員、心豊かに仕事ができる環境のオリーブ畑であること。

かつて、自分が経験した心を亡くすような仕事のやり方ではなく人生を充実させるための仕事であれば、十分な社会貢献ができ、ストレスがない環境で育てられたオリーブから作られたオリーブオイルを食べた人もまた、心身共に健やかに暮らせるのではないか。

光が差すnovavera農園

バハルさんは、広大なオリーブ畑を買い取り、無農薬栽培を始めました。
無農薬栽培は、決して楽な栽培方法ではありません。
ですが、やると決めたら妥協をしない性格、
国内外からそれぞれのプロを招いて農園の指導を受け、テイスティングも学び、工場もプロ意識で立ち上げました。

私が訪問した時には、
一般的なオリーブ栽培農園にはない設備があり、数々の驚きがありました。

それはすべてオリーブオイルの品質を高めるための設備でした。

品質を管理する工場設備

収穫後に傷んだオリーブ果実を手作業で抜き取る、という丁寧な作業をしたのちに、工場に運び込まれたオリーブ果実は、本当に健康な果実だけの状態に。

傷みのないオリーブの実

痛みのないオリーブから絞られるオリーブオイルは、品質が高くて風味が豊か、そして日持ちがするのです。

品質チェック

さらに、農園内外で品質のチェックを常に行い、状態を自分たちで把握。
保管は低温かつ脱酸素状態のタンクで冷暗所に保管。

保管庫

保管庫に入るためには2つのゲートを通る必要があり、しっかりと温度管理がされた倉庫は真夏でもひんやりと涼しくて暗く、外からの振動も感じられない最高の保管環境でした。

生産にかかわる人すべてが工場にウィルスを持ち込まないように、工場には簡単に出入りできないゲートをつくり、菌を持ち込まないよう注意書きの張り紙もありました。

ウィルス注意の張り紙

食品を作っているという意識が高いノヴァヴェラ農園の姿勢に驚くばかりでした。
私は沢山の生産者訪問をしてきましたが、
つまり・・・ここまで徹底した高い意識レベルの生産者はそうそういない、ということなのです。

畑でバハル社長と

経営者としての信念や、製品作りに対する熱い想い、それだけではなく、オイルを食べてくださる方の健康を生産者として守る意識の高さ、同じ経営者という立場の人間として、とても尊敬しています。

彼らの想いを受け継ぎ、品質を損なうことなく沢山の方にお届けしたいと思っています。

私がこちらの農園さんとの取引を決めたのは、生産者たちの人柄だけではありません。
ノヴァヴェラ農園のオリーブオイルは、日本人が作る日々の料理にぴったりだと思ったからです。

Organic(オルガニック)

ほんのり青りんごの香りがしたり、青いトマトの葉のような香り、
パセリや若いフルーツを思わせるフレッシュなオイルだったり、

Ayvalik(アイバリック)

刈りたての若草の香りや、クルミ、レタス、アーモンド、青いバナナ、などの香りが爽やかなオイルだったり。

どのオイルも野菜ととても相性がよく、お出汁を大切にする日本の料理にもピッタリだと思ったので取引を決めました。

加熱油としても十分なポリフェノール含有量があり、食材を選ばず馴染んでくれるノヴァヴェラ農園のオイルはとても素直です。

    • Trilye(トゥリリエ)

      Trilye(トゥリリエ)

    • Organic(オルガニック)

      Organic(オルガニック)

    • Ayvalik(アイバリック)

      Ayvalik(アイバリック)

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